「切り餅」事件

正解は……

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事件の概要

越後製菓が「切り餅」の特許について、佐藤食品工業を訴えた。

佐藤食品工業(新潟市)は「サトウの切り餅」で知られる業界最大手。越後製菓(新潟県長岡市)は業界2位である。
越後は、側面に切り込みの入った、焼いても中身が噴き出しにくい切り餅を開発し、平成14年に特許を出願。
佐藤は側面に加え、上下面にも切り込みを入れた商品で15年に出願し、ともに特許登録されている。

佐藤製品が越後の発明の範囲に含まれるか否かが争われた。

判決

1審(10年11月30日東京地裁)

「特許は、切り込みを側面に限定するもので、上下面に切り込みがあるサトウ食品工業の製品は特許侵害に当たらない」と特許権侵害を否定。
→サトウ食品完勝

控訴審(10年11月30日東京高裁)

「側面に切り込みがあれば、越後製菓の発明の範囲に含まれる」として特許権侵害を認める。(製造差し止めと約8億円の賠償)
→越後製菓の逆転勝訴。

上告審(12年9月20日最高裁裁)

サトウ食品工業の上告を退ける(高裁判決が確定)

詳しく

越後製菓の特許:第3817255号(公開 2005-323614)、第4111382号(公開2004-147598)
サトウ食品工業の特許:第3620045号(公開 2005-034079)

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