難攻不落の電網恢恢【著作権】

東京都が1億3000万円かけて永井一史氏にデザインさせた「@TOKYO」ロゴ、ニュージーランド弁護士事務所のロゴと丸被りする (画像)(http://niwaka2pow.blog.fc2.com/blog-entry-10510.html)
ロゴマークがまた話題に。
今回は東京都のブランドロゴ。「赤丸に白抜きの&」という外観。で、ニュージーランド弁護士事務所のロゴに似ているとネット民からの指摘。
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指摘……デザイン業界の人からすると「だから何?」という感じだろう。なぜならパクっても問題ないものなのだ。そもそもロゴマークには著作権が及ばない。ツイッターの短い投稿には権利がないのと同じ。創作性の低いものまで全て権利対象にしていては表現の自由が奪われるからである。
佐野氏のロゴの顛末はざまぁと思って見てたけど、立て続くとしつこいし、もやもやする。「似ている=パクリ=悪」の方程式が完成している気がする。法律を知らない者が感情論で喚いているのだろう。
権利は保護されて然るべきだが、ある程度の自由は確保されるべきであろう。自由な引用とか私的な場合の複製とか有限保護期間とか。バランスが大事。
デザイナーは可哀想な時流である。
工業の分野(特許)ではいかに他社の権利をかいくぐり、製品を開発するかを考える。パクリは必ずしも悪ではないのである。仮に悪であるならばゼロックスに挑んだキヤノンの話は美談ではないだろう。

タイトル:「突破せよ 最強特許網 新コピー機誕生」 ―壁を崩せ 不屈の闘志 プロジェクトX~挑戦者たち~

著者:

出版社:NHK出版

発行日:

当時難攻不落と言われた特許網をかいくぐったキヤノン。
現代のネットアーカイブこそ真の難攻不落の権利の網かもしれない。

はるやまの罠

ちょっと恥ずかしかった話。
紳士服といえば、『アオキ』『はるやま』『青山』と思ってた。
で、シャツとネクタイ買いに”はるやま”に行ったのだが、レジでポイントカードと優待券出したら、「違う会社です」と。マジか。
思っていた方の”はるやま”は『はるやま商事株式会社』

はるやま商事株式会社(はるやましょうじ、Haruyama Trading Co.,Ltd.)は、岡山市北区表町に本社を置くアパレル関連企業。主に紳士服を製造・販売し、西日本を中心とした関東以西の地域で、紳士服のはるやま等の店舗運営を行う。
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行った”はるやま”は『株式会社はるやまチェーン』

株式会社はるやまチェーンは、北海道札幌市豊平区にある紳士服販売を中心とするアパレル関連企業である。
同じく「はるやま」のブランドでチェーン展開するはるやま商事は、創業者が同族兄弟であるものの、全く別の企業であり、資本関係などはない。
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らしい。
大体西にあるのが、『はるやま商事』で東にあるのが『はるやまチェーン』。紛らわしい。
シャトレーゼが全国にあること、コーナンが北陸にないことに次いでショッキングな事実である。

大倉山【登山】

久々山登り。
富山県魚津市上市町の山。標高は1443M。
カーナビでは飲食店の「はやつき」を目指す。
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「はやつき」近くに案内看板有り。富山の百山!
この先まだ車で登山口まで行けるのだけど、今日は落石のため通行止めだったのでここから歩く。しかしも登山口まで結構遠い。2Kくらい。
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登山口にある看板↓ここで標高595M。
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登山道は急登続きで結構しんどい。道は一本道で迷う心配はない。
で、山頂到着。記念石碑↓
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山頂の少し奥に展望スペースがある。毛勝三山が展望できる。
今日は天気良好でいい感じの景色。
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登山的には結構つらい。ブランクのせいか下山が足痛い。
時間は往復で5時間半。(10:00-13:00(山頂)-15:30)
今回はサブクエストでキノコ狩り。
とりあえず見かけたものを採ってきて、帰宅後図鑑を見ながら同定する。
黄色いキノコ。不明。
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赤くて毒々しい。不明。
ベニヤマタケ?
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まずそう。倒木にたくさん。不明。
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ブナハリタケ。
白くてヒラヒラ。食用。
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クヌギタケ。
キララタケ、ヒトヨタケとも迷ったけどたぶん大丈夫。
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まずそうキノコ。不明。
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キノコっぽいキノコ。
おいしそうだけど、特徴少ないと逆にわからん。不明。
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種類の分かった「ブナハリタケ」「クヌギタケ」を食す。
メニューは「キノコ中華スープ」。
キノコを洗って、10分くらい湯がいて下ごしらえ終了。中華スープに、ハルサメとキノコと投入して完成。スープは普通。キノコは別に味しない。安全のために湯がき過ぎたか。
しかしも虫がネック。別に食べたところで害はないのだろうけど、決して食欲をそそるものではない。丸ごと齧るワイルドさはない。神経質に虫排除してしまった。虫の目立たない調理メニューを考えたい。
……キノコ狩りの醍醐味とはいかに。

ルツインテ

面白かった↓

日常系(おっさん)。
ルーツの自主製作アニメ。1-4話。
するめいかとかにあった「しょうもなさ」が面白い。

タイトル:自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。 (2)

著者:ルーツ

出版社:一迅社

発行日:2015-07-25

コミックスも発売中。

2015年夏アニメ

「のんのんびより」「WORKING!!!」は安定して楽しめた。
意外に楽しみにしてたのが「モンスター娘のいる日常」「GATE」「下ネタ」。
モンスター娘のいる日常☆☆☆
可愛いような可愛くないような……価値観を揺るがすアニメ。
面白かった。

タイトル:モンスター娘のいる日常 Vol.2 (初回生産限定版) [Blu-ray]

著者:

出版社:東宝

発行日:

GATE自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり☆☆☆
設定良い。三人娘も可愛くてよい。
来年の2期楽しみ。
ガッチャマン クラウズ インサイト☆☆
ガッチャマンクラウズ2期。1期同様哲学色が強い。
下ネタという概念が存在しない退屈な世界☆☆
アッセイなんてー♪楽しいアニメ。

監獄学園☆☆
原作好きだがアニメも更に良い。
WORKING!!!☆☆
安定の面白さ。
がっこうぐらし!☆☆
心ぴょんぴょん……
アニメオリジナルのラストも良かった。
ビキニ・ウォリアーズ☆☆
ギャグエロい。意外と面白かった。
Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ ヘルツ!
イリヤ3期。本編?をあまり知らないけどスピンオフなこっちだけ視聴。
レズい魔法少女の戯れが楽しい。
のんのんびより りぴーと
魂の救済。
干物妹!うまるちゃん
ゆーまじゃないよ!うざかわいい。叶課長すき。
To LOVEる ダークネス 2nd
エロい。
うしおととら
悪くないけど、そんなに良くもない。
六花の勇者
下乳エロイ。原作良いだけに残念なアニメ。もっと展開が早ければ良かったのに。
Charlotte
1話だけは面白かった。後半残念。

罵られたり蔑まれたり

心地いい……
結構前に話題になったらしいフラッシュ『罵られたり蔑まれたり』(http://up.40ch.net/swf/view.php?id=000620)を見る。
アニメ『TARITARI』のフラッシュ。
罵倒されてるのに元気が出るのはなぜなんだろう……
フラッシュとかjavascriptでゲーム作るの面白そうなー。
いつかやってみたい。

タイトル:TARI TARI Blu-ray Disc BOX (完全初回生産限定商品)

著者:

出版社:ポニーキャニオン

発行日:

追記
ちょっと調べた。
クリックすると音が鳴るボタンの作り方(https://syncer.jp/html5-javascript-hello-button)
JSで。
Free Video Editor(http://www.gigafree.net/media/me/FreeVideoEditor.html)
音声切り抜きに便利なフリーソフト。

マラソン

11月にマラソン大会に出ることになった。
42.195キロ。フルマラソン。

タイトル:イグニオ(IGNIO) ユニセックス ランニングシューズ (IG-4R3004SH) グレーXイエロー 29.0cm

出版社:イグニオ(IGNIO)

価格:1999

取り合えず靴買って練習開始。
ランニングシューズって意外と安いんな。2千円。
今日のところは軽くジョギング。
1時間で7.5キロ走る。しんどい。
42キロまでは約6倍。時間にして約6時間か。
大会要項見ると制限時間は7時間。まぁギリ間に合うかな。徐々に距離を上げていきたい。
しかしもアプリは便利な。適当に『Run Graph』とかいうのをダウンロードして使ったけど、GPSで時速とか走行距離測ってくれる。

探偵!ナイトスクープ

久々にナイトスクープ見てた。YOUTUBEに結構投稿されてる。

『探偵!ナイトスクープ』(たんてい!ナイトスクープ、英称:Knight Scoop)は、朝日放送(ABCテレビ)にて1988年(昭和63年)3月5日から全国35局(後述)で放送されている、視聴者参加型バラエティ番組。一部放送局では、字幕放送(後述)、ハイビジョン制作(2008年9月19日放送分から)を実施。。通称は『ナイトスクープ』または『スクープ』。

やはり面白い。食べ物系が特に好き。
ヒトデ↓

スズメバチ↓

カブトムシ↓

深海魚↓

【動画】俺がお勧めする探偵!ナイトスクープのネタ(http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/4528076.html)

赤祖父山【登山】

また山のぼり。ついに標高1000M超え。
赤祖父山
標高:1030M
標高差:±729M
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登山口へのアクセスが難解。
ゴルフ場の近くから民間林道に入って大体一本道で進んでいくのだが、登山口に看板とかが一切ない。のでちょっと迷う。
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正解は、林道沿いに崩れた斜面があり、そこが登山道入口。
わかんねーよ。看板くらい欲しい。
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天気は曇り時々小雨。霧立つ登山道が蒸し暑い。
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大寺山への道との分岐までが傾斜強く辛い。そこからはほぼ平坦。そしてついに山頂……か?やられクマな木標でまるで何書いてあるかわかんねぇ。
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山頂の先5分くらい歩いた先には展望スペース。が、あいにくの天気でまったくなんも見えねぇ。霧の世界。
ロープとか鎖場な所はないけど、絶妙に急登。足に来る山。しかしやはりストックは偉大。今日は2本使ってみた。あるとないでは大きく違うが、1本と2本で大きく違うかは微妙なところ。確かに2本の方が楽ではあるが、片手空く利便性を思うと1本の方がいいような気もする。
往復4時間半(10:00-13:30)

のぞえもんとオリンピックロゴ【著作権】

タイトル:クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本

著者:鷹野 凌

出版社:インプレス

発行日:2015-04-24

最近の著作権ニュースの話。
日本を代表する漫画といえば『ドラえもん』。そのパロディエロマンガ『のぞえもん』の連載中止が発表された。

人気漫画『ドラえもん』とよく似た設定が話題になっていた、藤崎ひかりの漫画『のぞえもん』が連載中止となった。8月8日に発売された日本文芸社の漫画雑誌「コミックヘヴン」第19号では最新話が掲載されず、巻末に以下のような謝罪文が掲載された。
「今号に掲載予定だった『のぞえもん』につきまして、当社としまして内容に不備があると判断し、連載を中止させて頂きます。読者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません」
『のぞえもん』は6月9日、単行本第1巻が発売されたが「内容の一部に不備があった」として、わずか数週間で書店から回収された。同作品は高校生の「たかし」を助けるために、未来から幼女型ロボット「のぞえもん」がやって来るという内容だった。
出版した日本文芸社は『ドラえもん』の著作権ビジネスを手がけるアサツー・ディ・ケイの完全子会社。そのため、『ドラえもん』のパロディとも取れる内容が問題になったのではと指摘する声も出ている。(http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/10/nozoemon-apology_n_7969072.html)

面白い悪ふざけだと思っていたけど、残念ながら連載中止に。
著作権的には実は全く問題ないのだけれども、騒ぎになってそれでもなお連載継続する力がなかったのかなと推測。
※著作権は具体的に表現された「絵」や「文章」に生じる権利であって、キャラクター設定には何の権利も発生しない。したがって「未来からやってきて、秘密道具で主人公を助ける鈴を付けた青と白のネコ型ロボット」とか「顔がアンパンでできていてバイキンから市民を救うヒーロー」とかの設定を真似したとしても絵が似ていなければ著作権の侵害には当たらない。
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出版社としては妥当な選択っぽいが、作者は納得いかんだろうな。あるいは怒られる前提で書いてたなら案外仕方ないと思っているかも。ドラえもんパロディで[幼女+失禁+乳首]はさすがに攻め過ぎたか。

タイトル:一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング

著者:俣野 成敏

出版社:祥伝社

発行日:2015-02-01

ついでにオリンピックロゴについて思うこと。
デザイナーの佐野氏はネットではだいぶ叩かれてて、”パクリエイター”なんて呼ばれている。特にトートバックの素材盗用の件が火に油を注いだらしい。炎上中。しかし「デザインの盗作」と「デザイン素材の盗用」は分けて考えた方がいいと思う。「丸パクリする人」と「素材を組み合わせるのがうまい人」は性質が異なる。前者はクリエイターではないが、後者はクリエイターである。まぁその素材を盗用するのは論外だが。
で、結論をどこに持っていきたいかというと、佐野氏が、著作権意識の低い「盗用の常習犯」であるからといって、即ち「盗作する人間である」というのは少し乱暴な論理ではないかと思う。で結局のところ個人的にはオリンピックロゴについては盗作ではないし、変更する必要もないと思う。
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今後が楽しみ。真実は本人しかわからない中、偉い人がどう対処するのか。のぞえもんの轍を踏むのか、そのまま進むのか。

追記15/9/6

エンブレムは結局使用中止。
理由は「盗作とは考えていないが、今や一般国民の理解を得られなくなった」からとの委員会説明。盗作云々は知らないが、少なくとも法律違反(著作権の侵害)ではない。その辺の理屈は↓
【福井健策先生】疑惑の五輪エンブレムは「著作権侵害」ではない?(http://mainichi.jp/premier/business/entry/?id=20150904biz00m010047000c)
法律的にはOKなのに、なぜ使用中止になったのか?今回の問題点は、「エンブレムが盗作(違法)であったか」ではなく「倫理的であるか」ということだと思う。
法律と倫理(=感情、信義、正義)は必ずしも同じではない。
例えば「凶悪殺人者犯を死刑にしてしまえ」という倫理は当然存在する。しかし法律は1人殺したくらいでは「死刑にはしない」。この法律と倫理のギャップとどのように折り合いをつけているのか、個人差があるように思う。
これについて、[法律>倫理]思考の人と[法律<倫理]思考の2種類の人が存在すると思う。
[法律>倫理]は法律が絶対。法さえ守れば何をしても良い。逆に悪法も法だ、という派。
[法律<倫理]は倫理が絶対。法律は最低限を規制しているだけ。法律の不備は自らで救済したい派。
どちらも偏りすぎると危険思考だけど、自分はどちらかというと[法律>倫理]派。
少し前の話題、ドローンとか脱法ハーブとかの件も、法律がちゃんと整備されていないのが悪い。と思っている。で、その思想から言うと今回は倫理が優先されてて悲しいねって感想。一般国民的には佐野ざまぁであるが。
特にグレーソーンの大きい著作権法。法的にアウトな2次創作や、コンテンツの引用、倫理的にアウトなデザインの模倣等、火種は多い。法と倫理で揉めることは今後も多いだろう。