成功体験とは、子供で言うと、スポーツの大会で優勝したり、受験で志望校に合格したり、事業で成功したりとか。
失敗体験は、まぁそのまま。上の結末が失敗したバージョン。いわゆる挫折。
就活の面接なんかで聞かれることも多い。その場面では、成功体験は努力の成果だとか、能力の高さを示したり、失敗体験ならそれをどう乗り越えたのかって言うことをアピールするのが模範解答。
これに関連して、昔読んだ本に、子供時代に成功体験した人間は、大人になってもよく伸びると書いてあった。
自信が身について、行動に思い切りが付く行動力の高い人間になれるかららしい。
逆に、成功体験のない人間は、総じて自信がなく、一歩を踏み出せないまま、大したことを成し遂げないんだとか。
自身があるのは良いことという一理はあるけど、どっちもどっちかなー。
例えば、毎日欠かさず練習をして、その結果、大会で優勝したとかなら、その経験から「努力すれば結果があとからついてくる」という自信がつき、大人になっても結果がほしい時には、努力をする人間になるかもしれない。逆に努力しても報われなかった失敗体験をした人間は、「努力しても無駄」だと、努力を放棄するかも。ならば、成功するほうが良いだろう。
しかし、例えば、FXで適当に投資して、100万円を稼いだなら、その経験から「世の中ちょろい」という根拠のない自信が生まれてしまう。行動力と言う点では良いだろうけど、運でどうにかなるとか、実力があると誤解してしまうのは、それはそれで危険な気がする。
体験とは、人生訓を得ることでもある。
「努力」+「人脈」=「成功」とか
「努力」+「努力」=「成功」なら良い体験といえる。
しかし、その人生訓が、
「努力」+「努力」=「失敗」とか
「運」+「気合」=「成功」なら目も当てられない。