武奈ヶ岳・蓬莱山【登山】

初テント泊。
超楽しかった。
しかしも、めちゃくちゃ疲れた。
登山計画
【1日目】比良駅→イン谷口→大山口→ダケ道コース→八雲ケ原→武奈ヶ岳→八雲ケ原(テント泊)
【2日目】八雲ケ原→鳥谷山→蓬莱山
1日目のメインは武奈ヶ岳(標高1214M)、2日目のメインは蓬莱山(1174M)。そんな適当な計画で。
装備はいつもの日帰り装備に加えて
・テント、テントマット
・ユニクロダウン(寝袋代わり)
・蚊取り線香
・ガス+コンロ+クッカー+食料+スプーン
7:40比良駅着。歩きで大山口を目指す。意外と暑く登山口時点で既に汗だく。大山口はカモシカ台北比良方面へ進む↓

2時間半くらい歩いてやっと北比良↓
非常にきつい登り。ってか荷物が重い。汗が尋常じゃない。シャツもズボンも搾れるレベル。

八雲が原という湿原地帯到着。イモリ天国。イモリって実際に見たのは初めてかも。橋が非常にスリリング。老朽化が激しく不可をかけすぎると簡単に抜ける↓
ここで昼ごはん。テント場?らしいけどまだお昼だからかテントなし。ここにテント張って身軽な感じで武奈ヶ岳行こうと思ってたけどやめる。
荷物をもって武奈ヶ岳へ。

武奈ヶ岳山頂。トンボだらけ。人も多い。20人くらい。

山頂景色は周囲の山々を見下ろす360°の絶景。
さすが日本二百名山だけある。天気はあいにくの曇り。
不吉な黒い雲。せっかくのテント泊が雨にならなければ良いが。

武奈ヶ岳からワサビ峠方面へ↓
過去最高の稜線歩き。これは楽しい。テンション上がる。

下から見ても良い稜線。山頂からググッと続く感じが好き↓天気も少し持ち直す。

ワサビ峠からテント張りに八雲が原に戻る。

八雲への道中良さげな場所を発見。[RP中峠7]の辺り。
水源に近い川が気に入る。人もいないのでここにテントを張る。標高967M。

晩御飯は炊飯米とレトルトのサバ。食後に白湯。
「山」且つ「空腹」ならおいしく感じないはずがない。非常に満足満腹。
新品感漂う調理器具セット↓

初のテント泊は楽しい。
テントの中は意外と快適。割とあったかいし、山なのに虫の居ない快適空間。人間の領域。
敷きマットは持って行って良かった。地べたは冷たいし硬いし、マットないと悲惨。
川の近くはやはり正解。川が近くにあると贅沢に水が使えて良い。生活クオリティが上がる。体が拭けるし、食器とか洗えるし、沸かせば好きなだけ水が飲める。

ちなみに川の水の生飲は推奨されない。原因は動物の糞尿に含まれる「大腸菌」。ただ大腸菌は100°で3分くらい煮沸すると死ぬらしい(ネット調べ)。その他諸々の菌も煮沸すれば死ぬので、煮沸すればだいたい大丈夫。
<標高と沸点>
標高1000m=水沸点96.8°
標高2000m=水沸点93.8°
標高3000m=水沸点90.5°


ご飯食べたら後は暇。スマホkindleにDLしておいた『コンビニ人間』読んで過ごす。19時半日没と同時に就寝。
3時頃起床。寒いし暗い。ダウンを着込むがそれでも少し寒いくらい。そして暇。夜明けが待ち遠しい。もっと本持ってきたらよかった。圏外のスマホなぞ役に立たない。
あとテントの外には蛍?点滅発光する物体が。不気味に感じる不思議。夜の森って怖い。
5時頃夜が明けたので朝ご飯。
せっかく持ってきた米を大半ダメにする失敗↓朝のおかずはサラミ肉。

◆テント泊の反省
テント泊は不自由なく楽しかった。
追加で欲しかったものは、塩、鍋のフタ、ハエ避け、粉茶、着替、多めに食料、くらい。
で、テント泊自体は良かったけど荷物を舐めてた。重い。
テント=2kg
マット=1kg
調理器具=1kg
水=4kg
その他=2kg
合計10キロを担いでの登山はきつい。電車移動の時点でしんどかったくらい負担。
水が特に重量感ある。が、まぁこれくらい必要だろう。今日1日で1.5l飲む(残2.5l)。
純粋に重いし、重心が後ろに持っていかれて歩きずらいのも意外と疲れる原因。

ちなみにテント泊
場所によってはキャンプ(野営)許可地があってそれ以外はNG
武奈ヶ岳みたいに特に指定のない場合は良識あればどこでもOKみたいな感じらしい。

2日目。
今日は蓬莱山を目指す。
予定を考えてたら2日目の昼ごはんを忘れてることに気づく。食糧危機。まぁ飴と水で我慢するか。
テント撤収し6時くらいに出発。が、肩が痛くてリュックが背負えない。擦り傷っぽい痛み。タオルを挟んで何とか痛み軽減。やばめ。
※家に帰ってから見ると水膨れが発生、破裂してた。
道順は金糞峠から縦走コースをたどって琵琶湖バレイ山頂駅(打見山)」→蓬莱山へ。

打見山の山頂付近の等高線がえげつないと思ってたらスキー場。
実際相当きつい。疲れた体に堪える。
到着して初めて知ったのだが、打見山山頂は『琵琶湖バレイ』というファミリー向けのテーマパークになっている。今日は連休とあってかすごい人。地上までロープウェイも通っている。蓬莱山もここからロープウェイで行ける。が、徒歩で向かう。
その前にせっかくなので休んでいく。昼ごはん食べて、水も補充。ご飯食べられたのは本当に助かった。
楽しげに遊具で遊ぶ子供たちを横目に蓬莱山山頂を目指す↓

蓬莱山山頂↓
日本三百名山だと聞いてたけど想像と違った。
魔改造された大阪城的な感情。

で、下山しようと思ったが、金毘羅峠ルート通行止め↓
ロープウェイで帰ろうかとも思ったけど、権現山方面に大回りしてJR蓬莱駅へ下山することに。

下山中、雨がパラついてきて、遠くで雷鳴って焦る。
カッパないし沢沿いの下山道で増水とか困る。雷は死ねる。
焦ったせいで沢わたりでこける。幸い擦り傷程度のケガで済む。
急いで下り登山口↓

が、ここからなぜか道に迷う。
何を間違えたのか大きく左方向(北)に逸れていた。沢沿いに降りてるつもりが別の枯沢沿いに降りていたっぽい。まぁ道逸れても雑木林抜けるだけなのでGPS見ながら下山。正規道から50Mくらい北の民家裏に出る。何とか無事下山。疲労感ぱない。

◆全体行程
【1日目】比良駅(7:40)→イン谷口(8:20)→大山口(8:50)→北比良(11:20)→八雲が原(11:30)→武奈ヶ岳(13:00)→テント設営地(15:00)
【2日目】テント設営地(6:00)→中峠(7:00)→金糞峠(8:00)→南比良峠(8:50)→荒川峠(9:10)→鳥谷山(10:00)→葛川越(10:30)→比良岳(11:00)→木戸峠(11:30)→打見山(12:00)→蓬莱山(13:50)→蓬莱山登山口(15:20)→蓬莱駅(16:20)
時間的には余裕だったけど体力と体耐久が限界。
時間あるから歩けるだけ歩こうの発想は良くなかった。日帰り登山との違い。
普通の2連休で行くなら[キャンプ+軽い登山]くらいがちょうど良さげ。翌日がつらい。
しかしも家帰って風呂入ると皮膚の損傷が激しい。肩部がリュックの重みでみずぶくれ。ケツ周りに汗疹。割れ目が特に酷い。汗だらけのパンツで蒸れたっぽい。荷物量を減らしたくて着替えのパンツとズボンを持っていかなかったのは失敗。ズボンはともかくパンツの着替えは必要。
肩の負荷対策は肩になんか貼るようにしよう。
薬系も欲しい。消毒液とか虫さされ薬とか。
持っていきたい物はたくさんあるが荷物は重くしたくないジレンマ。

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