台風家族【映画】

その夏、鈴木家の4人きょうだいは10年ぶりに実家へ戻ってきた。銀行で2000万円を強盗したまま行方が分からなくなっていた両親の“見せかけ”の葬儀をするために──。けれども本当の“目的”は財産分与を行うためだった!!世界一“クズ”な一家だけれど何故か憎めない、そんな愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日は、果たしてどんな結末を迎えるのか。家族って何だろう──家族について考えたくなる、家族を愛おしく思える、これは普遍的な“家族”の物語。©2019「台風家族」フィルムパートナーズ


アマプラ映画。
なんか、なんだかなぁって感じ。
銀行強盗の真実がわかっていく過程は面白かったけど、波乱パートがうるさいだけでノイズ。

ソラニン【映画】

自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、フリーターをしながらバンドを続ける種田。未来に確信が持てず、寄り添いながら東京の片隅で暮らす二人……

☆☆☆☆☆
アマプラ映画。
普通にクソ面白い。
歌は知っていて、ストーリーもなんとなくだけ知ってた。
見たいと薄々思ってて見てなかったやつ。思ってたより面白いし、泣ける。
それはともかく宮崎あおい可愛いな。

花とアリス殺人事件【映画】

石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年2組で「ユダが、四人のユダに殺された」という噂を聞く。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、怖れられていることも……。花屋敷に住むという同級生の「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと知ったアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、引きこもりのクラスメイト・荒井花(通称ハナ/声:鈴木杏)だった……。ユダは本当に殺されたのか?花は何故、引きこもり続けているのか?ふたりの少女の「世界で一番小さい殺人事件」の謎を解く冒険が、始まる―。(c)花とアリス殺人事件製作委員会

☆☆☆☆
アマプラ映画。
面白かった。
ミステリーっぽいタイトルだけど、ミステリーではない。
青春感と、ドタバタ感が楽しい。

HELLO WORLD【映画】

京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。(C)2019 「HELLO WORLD」製作委員会

☆☆☆☆
アマプラ映画。
面白かった。一条さんかわいい。
展開が1転2転するのは良かったけど、結局主人公何もしてないじゃんみたいな気持ちにはなった。
考察サイト読むとまぁ色々可能性は有るのか……という印象。しかしもどの説も煮え切らない感じが気持ち悪い。
面白かったけど、若干のもやもやが残る作品。
あと「一条さん」じゃなくて「一行さん」だった。

空の青さを知る人よ【映画】

山に囲まれた町に住み、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日を過ごす17歳の高校二年生・相生あおい。そんなあおいが心配でしようがない姉・あかねの二人は、13年前に事故で両親を失って以来、二人きりで暮らしている。そんなある日。町で開催される音楽祭のバックミュージシャンとして、あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた、金室慎之介の名前が発表された。過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。(C)2019 SORAAO PROJECT

☆☆☆☆☆
アマプラ映画。
非常に面白かった。
『あの花』、『心が叫びたがってるんだ。』とともに三部作らしい。
もうなんというか過不足無く面白い。

レヴェナント:蘇えりし者【映画】

アカデミー賞3冠。主演:レオナルド・ディカプリオ×音楽:坂本龍一×監督:A・G・イニャリトゥのドリームチームで放つ、映画史上に残る強烈で壮大なサバイバルドラマが誕生した。過酷な自然の中で生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を映画化。復讐の先に何かあるのか―。レオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを手にした迫真の演技で魅せる壮大なサバイバル・アドベンチャー。


アマプラ映画。
なんか神秘的な映画かと思ってみたけど、野蛮なおっさんの殴り合い映画だった。
微妙だなって感想だったけど、グラスは実在がモデルってのを知って、ちょっとだけ評価上がる。

電気海月のインシデント【映画】

2018年、福岡。他人のスマホを覗ける“ピンクのタブレット”が流通していた。調査を依頼されたのは、裏稼業専門探偵のライチとプログラマーの冬吾。二人は僅かな手がかりから真相に近づいていくが、ある日”シロオニ”と名乗るハッカーから身元を特定され、急襲を受けてしまう。やがてタブレットは日本中を震撼させる事件を引き起こし・・・福岡の暗部で繰り広げられるハッカー×探偵×アウトローの頭脳戦。


アマプラ映画。
サイバー犯罪捜査もの。
地道な手法で犯人を特定していくのは面白かったが、ヤクザパートはイマイチ。脳筋が過ぎる。

テイク・シェルター【映画】

田舎の工事現場で働くカーティスは、優しい妻と耳の不自由な娘と幸せな毎日を過ごしていた。しかしある日突然、恐ろしい大災害の悪夢にうなされるようになる。それを、実際に天変地異が起こる予兆と信じた彼は、避難用のシェルター作りに没頭していく。

☆☆☆☆☆
アマプラ映画。「悪夢に悩まされる男の話」。
レビューとか見てから視聴した方が楽しめると思う。前知識ないとファンタジーものと勘違いして見てしまいそう。
レビュー見ていると「神のお告げ」だとか「予知夢」だとか書いてあるものがあったけど、そういう幻想的なものではなくて、リアルな「統合失調症」とか「強迫性障害」とかがテーマ。
映画は、男が悪夢で目を覚ますところから始まる。
男の悪夢は様々パターンあって、飼い犬が襲ってくる夢を見たら犬を遠ざけ、嵐が来る夢を見たらシェルターを作る。みたいにどんどんエスカレートしていく。
端的に書くとただの頭の悪い「杞憂男」だけど、初めは普通の男だったのに、徐々に精神が蝕まれて行って、生活が破綻していくのが怖い。
不安や恐怖の対象が、犬から始まり、友人、挙句の果てには、妻も不安の対象になるのが恐ろしかった。
作中だけのフィクションではなく、自分もなりかねないと思うのが何より怖い。
統合失調症とかネット上では、ありもしない妄想の囚われている変な人だとバカにされがちだけど、自分もそんなことにはなるはずがない、と思っている。だからこその怖さがある。
作中の主人公も、自分の行動の異常性を自覚してて、統合失調症という病名も疑っていて、それでもなお、病気に呑まれていく様が怖い。妻も優しくて、友人も兄も助けてくれる。それなのに。っていう無力感が良い。
好きなシーンは、
・カウンセラーに自覚症状を話す場面。
・夢でなく覚醒時に嵐を見て、自分以外に見えていない妄想だと自覚する場面。
・妻が手を握り『耐えられる?』と尋ねる場面。
・シェルターを開けようと不安と戦う男の場面。
が好き。
シェルターの扉と戦うところは、常人の目から見ると「コイツは一体なにと戦っているんだ……」なのだけど、本人は人類滅亡レベルに追い詰められてるんだろうなぁ、と状況が面白い。
あとガスマスクのくだりも面白かった。
あそこは悪夢関係なく、TVニュースが原因で不安発症する。買いに行った先での『一番良いガスマスクください』ってセリフが好き。一体なんのためにマスクを買うのか……主人公から思考とか理屈が失われてる。
ラストも良い。解釈は分かれるかもしれないけど、ミイラ取りがミイラになったって展開なんだと思う。
EDも好き。『どうすればいい~今はただ走るだけ~♪』アルコール依存症とかもそうだけど、先に破綻が見えるけど、もうどうしようもなく今で精一杯なのだろうなぁ。わからんけど。わからんのだよなぁ。
あと作中で何度かあったけど、理由を聞かれたときに、ごまかすというか答えないのはどんな心理なのだろうか。説明しても理解を得られないことを自覚してるからなのかなぁ。
しかしも、理性が有るのか無いのかよくわからないよなぁ。幻覚妄想と分かっていて、理性が負けるのは、意志が弱いという解釈でよいのか?妻は耐えれた事象の解釈に依るのかな。「妻なら耐えれたから頑張れば他もいける」か「妻ぐらいじゃないと耐えられないほどつらい」か。
映画はバッドエンドに終わるわけだけど、現実を考えたとき、妻が夫を救えるルートはあったのだろうか。序盤からもう集中治療するのが最善だったのだろうか……。